第3種換気は、停電でも自然給気で安全確保。

◆個室毎に給気口で確実に、必要量の給気が行われます。

第3種換気は、自然給気口で給気します。外気に含まれる様々な有害物質を住宅内に入れないために、給気口用に様々なフィルターが開発されてきましたが、多くはメッシュや綿状の繊維の目詰まりを利用して有害物質を捕集するので、目詰まりで給気が出来なる前に、交換が必要になります。

「帯電フィルター」は、静電気で有害物質を捕集するので、目詰まりは起きません。通常は3年程度で真っ黒になっても、捕集能力は衰えないほど効果的で、長期使用が可能なので他のフィルターよりも経済的です。

 

「帯電フィルター」で、常に新鮮空気を供給。

■「帯電フィルター」は、花粉はもとよりPM2.5や病原菌まで捕集します。

●帯電フィルター(フリマーフィルター)の粒子捕集効率

A・Bの写真は、大気汚染の激しい市街地で6ヶ月間、実験した使用前後の写真です。ご覧のように帯電フィルターは汚れを取り込んで、黒く変色しています。通常のフィルターなら、交換ですが、帯電フィルターは、全く空気抵抗はありません。帯電フィルターは目づまりを利用するフィルターではないので、この後も汚れを考慮しながら、ご自分の判断で最長5年までの使用が可能です。

草原住宅「循環空調システム」は「帯電フィルター」で新鮮空気環境を守ります

■フィルターの違いによる捕塵(ほじん)方法の違い

 

フィルターの目づまりを応用して、空気中に浮遊するゴミや煤塵を捕集するフィルター。目が塞がると空気が流れなくなり、捕塵率が低下する。そのまま汚れを放置すると給気が停止してしまうので、定期的な交換が必要となる。

 

帯電フィルターの名前のように、特殊な加工で繊維の縦状に静電気を帯電させて、給気口を空気が通るときに、磁力でゴミや煤塵を捕集する。給気口の空気が塞がれないので、長期的にフィルターの使用が可能となる。

熱の移動については、説明が難しいのですが、お風呂場の給水で説明すると、納得しやすいようです。実際の室内の場合も同じように、熱交換が行われるので、この説明が最も分かり易いようです。熱交換が正しく行われない状況では、お湯と水のように瞬時に交わることが無く、方々の隙間から冷たい空気が侵入します。

花粉フィルターの場合、試験する前と後では、64Paの圧力損失が200Paと約3倍以上になっています。一般のフィルターの場合は捕塵能力が高くなればなるほど、交換時期が短くなり経費が嵩むジレンマがあります。

帯電フィルターの場合は、初期圧力損失が28Paに対し、試験後も45Paと花粉フィルターの初期の64Paよりも小さく帯電フィルターは、この様に、容易に目づまりしないので、長期的に使用が可能になるのです。

HEPA:JIS Z 8122 によって「定格風量で粒径が0.3 µmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率をもち、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルタ」と規定

帯電フィルターの場合は、1個単価は高くなりますが、長期的な使用が可能なので、ランニングコストは非常に安くなります。各家庭で交換時期の設定が可能になります。