気密性能が最も重要と言われる理由!

◆計画的な換気と気密性能は、快適性を保証する数値です。

■家族の健康に直結する気密施工の重要性とは?

●隙間風の家(C値=1cm2以上の家)

気密性能とは、建物の延べ床面積の1m2あたり、何cm2の隙間があるかを調べます。隙間があると隙間風が侵入し、折角の暖冷房も隙間から逃げてしまいます。その時に室内の水蒸気も一緒に逃げて、外気に冷やされた水蒸気が躯体構造の内部に侵入すると、断熱材(グラスウール等)の中で結露し「全館空調」の場合は、致命的なカビの胞子を全館にまき散らします。草原住宅「循環空調」は、気密性能C値=0.5m2/m2以下を必須の条件として、カビを発生させない温熱環境を整えている健康・安全住宅です。

◆気密性能は唯一測定器で測れる、住宅の隙間を表す数値。

■C値=5cm2/m2の場合は、2坪分(660cm2)の大きな隙間が床に開いています?

C値=0.5cm2/m2の場合でも合計66cm2の隙間が空いています。集計しなければ、気にならないかも知れませんが、実際には、この隙間が結露やエネルギーロスの大きな原因になっています。気密性能の重要性を感じていただけるのではないでしょうか?

■草原住宅の気密性能合格は(C値=0.5cm2/m2)以下、平均値(C値=0.3cm2/m2)。

気密性能は表示義務が無くなってから、簡単に増やせる断熱性能は紹介しても、気密性能については、無視しているビルダーも多くなっています。測定器で確実に測定できる気密性能は、住宅の施工状態を比較出来る唯一の性能です。気密性能を示せない施工店は選ばない方が無難です。

■気密施工

気密性能とは、建物の延べ床面積の1平米(m2)あたり、何cm2の隙間があるかを調べます。隙間が大きいと当然隙間風が入ってきますし、暖冷房空気も隙間から逃げてしまいます。その時に室内の水蒸気も一緒に逃げて、断熱材(グラスウール等)の中や外気に冷やされた、躯体構造の内部に侵入すると結露が発生し、カビを発生させて「全館空調」では致命的な、カビの胞子を室内にまき散らします。気密性能は断熱材や開口部など、住宅性能に係わる重要な部材の施工が正確に行われている場合は高く、施工がいい加減な場合は低くなります。気密性能は、施工状況を表すバロメータでもあります。

■気密性能は、(C値=0.5cm2/m2)以下で合格

気密施工は、断熱材や開口部の施工、構造用面材などの施工時に、専用シートや気密テープ、現場発泡ウレタンなどで、部材と部材の隙間を消去することで気密性能を高くします。理想的には気密性能(C値=0.0cm2/m2)ですが、木造住宅では気密性能(C値=1.0cm2/m2)以下が、公式的な最低目表ですが、気密性能(C値=0.5cm2/m2)以下が必要です。草原住宅の平均値は(C値=0.3cm2/m2)以下

■気密性能の測定方法

住宅の性能は、計算で算出すことが多いのですが気密性能は「気密測定器」で測定します。「省エネルギー基準」で、熊本県は6地域で、気密性能(C値=5cm2/m2)と決められていましたが、現在は気密性能の表示義務はありません。公的融資を受ける場合の基準として、気密性能(C値=2cm2/m2)以下が求められますが、この基準は大手メーカーに合わせた数値で、低気密の場合、隙間風を防ぐ為に室内を加圧にするのでエネルギー消費が多くなります。