「脱炭素時代、エコで快適な住まいの選び方」

これからの住まいを考える
気候変動と省エネ住宅の重要性
これまで、日本の夏に猛暑日(最高気温35℃以上)が連日続くことはほとんどありませんでした。しかし、近年の気候変動により、夏の暑さはますます厳しさを増しています。気象庁のデータによると、猛暑日の頻度は年々増加しており、2022年8月には「酷暑日」(最高気温40℃以上)という新たな気象用語が導入されました。特に、熊本のように夏の蒸し暑さが厳しい地域では、今後「酷暑日」の発生がさらに増える可能性が高いと予測されています。
さらに、こうした気候変動の影響は住まいの環境にも大きな影響を与えています。住宅の断熱・気密性能が不十分なままでは、冷暖房エネルギーの消費が増え、家計の負担が増すだけでなく、温室効果ガスの排出量も増加してしまいます。これからの住まいづくりには、快適性だけでなく、省エネと脱炭素の視点が欠かせません。
これからの住まいが果たすべき役割
これからの住まいは、家のつくり方次第で「省エネ性」「健康」「生活コスト」「維持管理のしやすさ」が大きく変わります。特に、共働き世帯や建て替えを検討しているご家族にとって、快適で経済的な住まいの選択は重要なテーマです。
私たちは、気候変動や国内の物価高騰の影響も考慮しながら、家庭での年間エネルギー消費量をほぼゼロにするZEH住宅(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を追求してきました。さらに、再生可能エネルギーの活用や高断熱・高気密設計を組み合わせることで、脱炭素社会の実現にも貢献できる住まいづくりを進めています。最小限の設備でエネルギー効率を最大化する設計を取り入れ、環境負荷を抑えながらも、長く快適に暮らせる家を提供すること。それが、私たちの考える、これからの時代にふさわしい住まいのあり方です。 【全館空気清浄/全館空調システム】— 省エネと健康を両立した住まいへ
私たちは、脱炭素社会に適応したこれからの住まいとして、シンプルながらも本質的な二つのテーマの実現を目指してきました。
1,家庭での年間エネルギー消費量(光熱費負担)と維持管理の負担を大幅に削減すること
2,花粉症やアレルギー対策だけでなく、南九州の厳しい夏を考慮し、健康リスクを低減すること
未来型の家づくりにおいては、建築費だけでなく、30年先、50年先の暮らしを見据えた計画がより重要になっています。草原住宅の「循環空調システム」は、気候変動による災害の増加や、大規模地震やコロナ禍で経験したパンデミックの再発といった未来の健康リスクに備え、住宅が本来持つ「家族のいのちと健康を守るシェルター」としての住宅の役割を追求して開発されました。また、空調設計においても柔軟性を持たせ、二階建てはもちろん、平屋建てのような水平に広がる住まいとも高い相性を実現。家全体に新鮮で清潔な空気を行き渡らせ、四季を通じて快適で健康的な住まいの環境をご提供していきます。
草原住宅循環空調 の7つの魅力
1、健康リスクの軽減
気候変動による高温多湿な環境では、室内の冷房温度が不均一になりがちです。このような住環境で水分補給や適切な換気が不足すると、知らないうちに熱中症のリスクが高まります。夏を重視した「草原住宅 循環空調」は、家じゅうに安定した温度で清浄された空気を運び、健康リスクを軽減します。特に高齢者や小さな子供がいるご家族には、空気が循環すればするほど居室の空気環境をクリーンに保ち続けます。
2,24時間換気と空気質
近年感じることですが、春や秋の季節が短くなり、夏が長く窓を開けずに過ごす時間が増えてきました。そのような状況で室内の換気を確実に行う為、排気専用ダクトによる計画換気システムで24時間換気を行います。室内に取り込まれる外気は、各居室の給気口に取り付けられたフィルマフィルターを通して、PM2.5や花粉などを除去し室内へ侵入させません。(機械装置による熱交換は行いません)。さらに、ビルトイン空気清浄機を通過した空気は、より清浄された状態で家じゅうを循環します。
3,夏の涼しさ
草原住宅 循環空調は、安定した温度に調和された清浄空気を各居室に高断熱ダクトで運びます。これにより、草原の爽やかな自然空間に満たされます。エアコンの冷気が直接当たる不快感を避け、快適な夏期を過ごすことができます。
4,冬の暖かさ
低温暖房された調和空気は、無垢床材の保温効果と相まって足元から暖かさを感じます。家全体が心地よい暖かさに包まれるため、冬場のヒートショックによる健康リスクを軽減します。底冷えする熊本の冬に暖房効果が高く、快適に過ごすことができます。
5,優れた省エネ性
草原住宅 循環空調は、エアコン1台で全館空調し、家全体に安定した温度を保ちます。
これにより、複数のエアコンを強弱運転する場合に比べてエネルギー消費が少なく、光熱費を大幅に節約できます。また、エアコンの負荷が軽減されるため、機器の寿命も延びるというメリットがあります。さらに、快適な室内環境を維持しながら、省エネ効果を最大限に引き出すことが可能です。
6,維持管理と経済性
道路が接近しているなど、建築地域の状況に応じてフィルターの交換や洗浄を行います。楽なメンテナンスで長期間にわたり経済的に全館の清浄空気を維持できます。また、エアコンの消耗度により取替え時期を計画し、最小限の設備交換でシステムの効果を持続させます。これにより、長期的なコスト削減が可能です。
7,導入コスト
導入コストは平屋プラン、2階プランで少し違いますが、約80万円(消費税別)程度です。これには空調設備の設計、ビルトイン空気清浄機、断熱ダクト工事費を含みます。初期投資は必要ですが、長期的な光熱費負担と健康リスクの軽減を考えると、他には無いコストパフォーマンスの高いシステムです。
◇夏を重視した住まいを求めて
メーカーの知識、北海道や東北、鹿児島など先進的な脱炭素志向の家づくりに取り組む工務店の技術を共に学び共有しながら、これからの熊本に適した住まいと健康を追求してまいります。
省エネ住宅を建てるキャンペーン 合志市須屋

【草原住宅 主要スペック】 ■ BELS評価全棟標準
□断熱性能:等級 6 内断熱+外遮熱(※実績:令和2年~令和6年 UA値=0.37~0.46)
□気密性能:基準 C 値=0.5以下(※実績平均:令和元年~令和6年 C値=0.3 )
□樹脂サッシ :トリプルガラス / 複層Low-Eガラス
□内装材 :ハイクリンボード+機能性壁紙 床無垢材
□耐震性能:等級3
◇W断熱工法:※ 「ハイブリッド・エコ・ハートQ」