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全館空調おすすめメーカーとメリットについて解説!

全館空調おすすめメーカーとメリットについて解説!

住宅は「夏は暑く冬は寒い」のが当たり前だと思っていませんか?

「全館空調システム」を導入すると、その悩みを解決してさらに快適に過ごせるようになります。

健康で快適な住宅をつくるためには、一年を通して家中を一定の気温に保ちながら新鮮で綺麗な空気環境を維持できる全館空調システムの導入をおすすめします。

この記事では、全館空調システムの仕組みや選定するポイントについて詳しく解説します。

おすすめのメーカーやそれぞれのメリット・デメリットなどについてもご紹介しますので、住宅に全館空調システムの導入をご検討されている方はぜひ参考にしてください。

全館空調とは?

全館空調システムとは、冷暖房と換気を一体化した「集中制御型」の空調システムのことをいいます。

一般的な住宅で採用されている、部屋ごとに換気や空調をする「個別方式」と違い、家全体を快適な温湿度に保つことができる優れた空調システムです、

全館空調システムは、室内の空気をその場で循環させているだけの個別方式と違い、冷暖房空調と同時に外気を取り入れた換気も行うため、常に新鮮で綺麗な空気環境をキープできることも大きなメリットです。

全館空調システムは、健康で快適な住宅を実現できる理想の空調システムといえるでしょう。


全館空調のおすすめメーカーとメリットを徹底解説

1. はじめに――なぜ今「全館空調」なのか?

「夏は暑く、冬は寒い」――これが日本の家の常識でした。しかし、全館空調システムを導入すれば、一年を通して家全体を快適な温度・湿度・空気環境に保つことができます。

健康的な暮らし、家族の安心、そして効率的な省エネを同時に実現できるのが最大の魅力です。

本記事では、全館空調の仕組みと選定ポイント、おすすめメーカーの特徴とメリット・デメリットを専門的かつ分かりやすく解説します。

2. 全館空調とは? 仕組みと特徴

■ 定義と一般的な個別空調との違い

全館空調とは、住宅全体を一括して冷暖房・換気する集中管理型空調システムのこと。

従来の「部屋ごとに設置するエアコン・換気扇」とは異なり、一台の空調機で24時間365日、家全体の温度・湿度・空気清浄を最適化します。

【ポイント比較】

個別空調方式 全館空調方式

温度ムラ 発生しやすい 発生しにくい

空気の清浄性 部屋単位 家全体

換気 不十分になりやすい 計画換気で常に新鮮

■ 全館空調の主なメリット

家全体が均一な温度・湿度でヒートショックやカビリスク低減

計画換気で常時きれいな空気(花粉・PM2.5対策にも有効)

エアコンの「風」を直接感じにくい快適さ

3. 全館空調システムの主要方式と特徴

全館空調には大きく分けて4つのシステム方式があります。

住宅の設計・性能・コスト・メンテナンス性で適切な方式を選びましょう。

① 天井吹出し方式(最も普及)

特徴:屋根裏などに設置した空調機で作った冷暖気をダクトで各部屋に送る

メリット:施工実績が多く、コストと管理性のバランスが高い

デメリット:ダクト配管設計の最適化が必須

② 床下エアコン方式

特徴:基礎内部や床下に設置したエアコンで全体を温める(主に暖房)

メリット:冬場に特に効果が高く、床暖房感覚で暖かい

デメリット:結露・カビ対策の設計力が必要、冷房には工夫が必要

③ 空調室方式

特徴:小屋裏やクローゼット等に密閉された空調室を設けて空調機器を集中設置

メリット:メンテナンスしやすい、ダクトが短く効率的

デメリット:間取りの工夫が必要(空調室スペース確保)

④ 輻射式空調方式

特徴:壁・床・天井などから熱を伝えるパネルで冷暖房

メリット:風を感じず、ホコリが舞いにくい

デメリット:設置コストがやや高い、換気は別システムが必要

4.全館空調システムを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。まず、家全体の断熱性能や気密性を確認し、システムとの相性を考えましょう。また、各部屋の温度をどの程度均一に保てるかも比較材料になります。

– メンテナンスのしやすさ

– ランニングコスト

– 導入後のサポート体制

– 実際に利用している家庭の評判

これらも大切なチェックポイントです。さらに、設置スペースや住宅の間取りへの適合性も見逃せません。信頼できるメーカーや工事業者を選ぶことで、長く快適に使い続けられます。慎重に検討し、生活に合った全館空調システムを選択してください。 全館空調システムの選び方とチェックポイント

① 住宅自体の高気密・高断熱性能が前提

全館空調は、省エネ住宅の基本性能(気密C値・断熱UA値など)が低いと、空調効率・快適性・経済性が無駄に低下します。

C値(気密性能):0.5以下(理想は0.3以下)

UA値(断熱性能):0.46以下(例:6地域、ZEH達成。断熱等級6)

※特に気密測定を実施せず、C値(気密性能の実証値)が出せない住宅会社の、全館空調はおすすめできません!

その理由は、優れた設計上の省エネ住宅は、優れた材料を使用して、熟練の施工技術で建てていきます。

完成後の心地よさや体感は、気密測定地無くして実証できないためです。

② 加湿・除湿機能の有無

全館空調は換気により冬場の乾燥・夏場の結露が発生しやすいため、「加湿機能付き」や「市販加湿器併用可能か」を必ず確認しましょう。

③ メンテナンスと保証体制

定期点検・フィルター交換が必須(フィルターの性能=空気の清浄度に直結)

メーカー保証期間(全館空調システムを導入する際は、住宅全体の快適な室内環境を実現するために、いくつかの選び方と重要なチェックポイントがあります。

まず、家の断熱・気密性能が高いほどエアコンや空調設備の効率が向上し、冷暖房コストを抑えやすくなります。設置する際は建築会社やメーカーの実績、保証の内容、メンテナンス体制を確認しましょう。空気や温度の均一性も重要なポイントです。

家族構成や間取り、使用する部屋数、利用時間に合わせたシステム設計が必要です。フィルター交換や日々の管理のしやすさも比較すべき事項です。また、初期費用とランニングコストのバランスにも注意し、長期的な視点で検討しましょう。全館空調は健康や省エネにも寄与するため、お客様自身の希望や生活スタイルと合わせて選ぶことが大切です。10年推奨)、アフターサービス体制の確認

故障時の対応(全館空調が停止すると住宅全体が不快に…)も要チェック

④ 初期コストとランニングコスト

導入費用は150万円前後~(方式や住宅規模で差あり)

月々の電気代は住宅性能次第で大きく変動

省エネ・ZEH住宅+全館空調が長期的なコスパ高

5. おすすめ全館空調メーカー【厳選5社・2025年版】

(メーカーごとに、特徴・メリット・デメリットを比較)

メーカー名 代表商品 特徴 メリット デメリット

ダイキン AirFlex, risora 大手・全国施工網 安定の性能・換気との一体型 標準仕様は加湿非対応が多い

三菱電機 エアロス 家庭用~大型まで展開 省エネ・静音性高い 高機能モデルはやや高価

パナソニック エアロテック 換気・空調の一体設計 省メンテ・アフター充実 大規模住宅向きが多い

第一種換気メーカー各社 ローヤル電機など 高性能換気と組み合わせ可能 高気密住宅で真価発揮 設計施工に専門知識が必要

オリジナルシステム例 ハウスメーカー独自 設計住宅に最適化 カスタマイズ性◎ 施工会社により品質差

6. まとめ――「快適」「健康」「省エネ」すべてを叶える家に

全館空調システムは、健康・快適な住宅を目指す方にとって最良の選択肢です。

ただし、導入するには住宅自体の性能や維持管理体制など、多角的な比較とプロによる設計力が欠かせません。

ご検討の際は、「家の性能×全館空調」の両方に強い専門工務店やメーカーにご相談されることをおすすめします。

全館空調システムの最適な選び方

全館空調システムは、空調機の設置位置と種類によって4つの方式に分類されます。

それぞれの方式の解説と、システムを比較するときにチェックするポイントについて解説します。


全館空調システムの選び方①全館空調の方式

天井吹出し方式

天井吹出し方式は、住宅内のどこかに設置した集中制御型の空調機でつくりだした冷暖気を送風ダクトに送り込み、天井の各所に設置した吹出し口を通して各部屋に空調された新鮮な空気を送り届ける仕組みです。

コストバランスに優れ維持管理もしやすいため、もっとも普及している全館空調システムです。

床下エアコン方式

床下エアコン方式の全館空調は、床下の密閉された基礎空間にエアコンを設置して空調室とし、そこで蓄熱された暖気を家中に行き渡らせるシステムです。

床下結露の問題を防ぐために多くは暖房専用となっていますが、中には結露対策を施し冷房に対応したシステムもあります。

空調室方式

住宅内に密閉空間の空調室を用意し、そこにエアコンなどの空調機を設置してつくり出した冷暖気を溜めて住宅全体に行き渡らせるシステムです。

空調室にある程度の床面積を割かなければならないため、小屋裏空間を利用するなどの間取りの工夫が必要になります。

輻射方式

天井や壁、床面から発生する輻射熱により冷暖房をするシステムです。蓄熱空間を設ける方式とパネル式ラジエーターなどの器具を利用する方式があります。

輻射式の冷暖房は空気を汚しにくく、気流がないためホコリが立ちにくいメリットがあります。別個に用意した換気システムとの組み合わせで全館空調を実現します。


全館空調システムの選び方②住宅の気密断熱性能

全館空調システムを住宅に導入する場合は、高気密・高断熱化された住宅であることが必須です。気密断熱性能が弱いとエネルギーロスが大きくなり、ランニングコストが膨大に掛かってしまうためです。

気密断熱性能を比較するには、住宅会社が公表する気密性能(C値)および断熱性能(UA値・断熱性能等級・ZEH基準等)を比較検討するのがよいでしょう。


全館空調システムの選び方③加湿機能

全館空調システムは、常に新鮮な外気を取り込み排湿するため空気が乾燥しやすいという特徴があります。特に冬場においてその傾向が顕著になります。

ウィルスの飛散を抑えて喉の粘膜の免疫機能を下げないとされる60%前後の湿度を保つためには、加湿機能があるシステムを選ぶ必要があります。

システムに加湿機能がない場合は、市販の加湿器を併用しても差し支えありません。


全館空調システムの選び方④保証期間

全館空調システムは、故障すると住宅内の空調と換気が全停止してしまいます。

そのため空調メーカーや住宅会社による定期的な保守管理が必須といえますが、その場合でもメーカー保証期間が短い製品の場合は保守管理のたびに部品交換などで高額な請求が発生してしまう恐れがあります。

また、フィルターが汚れたまま使用していると本来の機能が発揮できなくなってしまいますので、推奨された一定の期間で必ずフィルターを交換する必要があることも留意しておきましょう。


【一覧】おすすめ全館空調メーカー5社

全館空調システムを採用するハウスメーカーや工務店が増えています。

その中でもおすすめの全館空調メーカーを比較検討してみました。

導入をご検討の際に参考にしてみてください。

おすすめの全館空調メーカー5社

メーカー 三井ホーム トヨタホーム 一条工務店 桧家住宅 オンレイ
全館空調名称 スマートブリーズ スマート・エアーズPLUS 全館さらぽか空調 Z空調 ECO床暖システム
全館空調方式 天井吹出し方式 天井吹出し+床下吹出し方式 天井吹出し+床暖房方式 天井吹出し方式 輻射式
気密断熱性能 UA値0.39 UA値0.52 UA値0.25 施工会社の仕様による 施工会社の仕様による
加湿機能 有り 有り 有り 無し 無し
保証期間 10年 10年 10年 10年 5年(最長10年)
イニシャルコスト
ランニングコスト

各社全館空調システムの特徴と機能の比較

三井ホーム|全館空調「スマートブリーズ」

三井ホームは気密性の良いツーバイフォー工法ならではの特徴を活かし、高断熱の「プレミアム・モノコック構法」と全館空調システム「スマートブリーズ」の組み合わせを提案しています。

集中管理型の空調機1台で家中を換気し、快適な温度と湿度を24時間保ちます。また、スケジュール運転機能によって、運転モードと温度・湿度調節が時間帯に分けて設定できます。

トヨタホーム|全館空調「スマート・エアーズPLUS」

トヨタホームの全館空調システム「スマート・エアーズPLUS」は、空調機の冷暖気を床下の基礎空間に送り込み、天井吹出しと合わせて住宅内を上下から空調する仕組みです。

空調機は1階用と2階用に分かれており、生活の時間帯に合わせた運用も可能です。

一条工務店|全館空調「全館さらぽか空調」

一条工務店の全館空調システム「全館さらぽか空調」は、ショッピングモールやビルなどで用いられるデシカント方式除湿機を搭載していることが特徴です。

一般的なコンプレッサー方式と違い、乾燥材に水分を吸着させることで除湿する強力な除湿方式で、高温多湿な夏場に強みを発揮し、住宅内の結露によるカビの発生を抑制します。

桧家住宅|全館空調「Z空調」

桧家住宅が全国の工務店に向けて提供する「Z空調」は、空調機の世界トップブランドであるダイキンと共同開発した全館空調システムです。

1階と2階で空調機が分かれているため個別操作が可能で、各部屋の天井吹出し口のルーバーを操作することによって風向や風量をお好みに合わせて調整できます。そのため比較的導入がしやすく、経済的な全館空調システムといえます。

また、自動給水機能を備えた加湿器「極楽加湿」を各部屋に設置することで、加湿機能を備えることも可能です。

オンレイ|全館空調「ECO床暖システム」

オンレイが工務店向けに提供している「ECO床暖システム」は、断熱された床下空間を冷暖房することによって床からの輻射熱で家中を空調する全館空調システムです。

ほぼ無風であり身体に風が直接当たらないため非常に快適で、室内にホコリも立ちにくい穏やかな空調であることが特徴です。


全館空調システムのメリット/デメリット

全館空調は非常に優れたシステムですが、その特徴を良く理解しておかないと導入した後に後悔することにもなりかねません。

全館空調のメリットとデメリットをまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

全館空調システムのメリット/デメリット一覧

全館空調のメリット 全館空調のデメリット
家中の温度を均一にし綺麗な空気環境を保てる 細かい温度調整がしづらい
部屋ごとの寒暖差が少なく冬場のヒートショックを防止する 個人の体感差に対応しづらい
吹き抜けやリビング階段の間取りでも冬場に寒くない 空気が乾燥しやすい
エアコンが部屋に露出しないためデザインがスッキリする 定期的なメンテナンス費用が発生する

全館空調システムのメリット

全館空調システムの最大のメリットとしては、家中の温度を均一にしながら綺麗な空気環境を保てることでしょう。部屋ごとの寒暖差が少なくなるため、冬場のヒートショックを防止し住宅内の健康リスクも最小限にします。

集中制御型のシステムのため部屋ごとに設置するエアコンが不要になります。部屋にエアコンが露出しないため、見た目がスッキリし家具の配置にも制約が出ないというメリットもあります。

全館空調システムのデメリット

全館空調システムのデメリットとしては、空調設計は経験を要し、ダクト施工も簡単ではありません。

快適と感じる気温には個人差があるため、個別の好みに対応し、細かな温度調整には一般エアコンの場合は、補助冷暖房との併用する必要があります。

また、常に空気が入れ替わるため空気が乾燥しやすいという特徴があります。加湿機能の無いシステムの場合は、冬場は個別の加湿器を設置しなければならないケースもあるでしょう。

メーカー別に定期的なメンテナンス費用が発生することも知っておく必要があります。また、故障の場合に全館の空調と換気機能が停止してしまうシステムもあるため、トラブルを避けるために技術者による定期点検と保守管理は必須です。換気機能を維持するためにはメーカー専用フィルターの定期交換も欠かせません。


全館空調システムの導入事例

住宅に全館空調システムを導入して、健康で快適な生活を送られてるご家族の事例をご紹介します。

全館空調システムの導入事例①大きな吹き抜けのあるLDK

LDKと2階ホールのフリースペース、子供室・寝室まで一体感のある大空間の間取りを実現した住宅です。住宅内のどこにいても家族を身近に感じられ、コミュニケーションも取りやすくなります。冬場に暖気が天井に溜まり底冷えする「コールドドラフト」が発生して寒くなりがちな吹き抜けやリビング階段の間取りですが、家中の気温を一定に保てる全館空調システムはそれを解消しさらに快適な空間にしてくれます。

全館空調システムの導入事例②全館空調で実現した3世代同居の健康住宅

全館空調システムは高齢者との同居にも最適です。家中の気温が一定のため冬場でも生活範囲を狭めず、ヒートショックによる健康リスクを防ぎます。小さなお子様や犬やネコなどのペットにも快適な生活環境をつくり出します。新鮮な外気を導入して常に適切な換気がなされているため、空気を汚さずペットの臭いの問題も気になりません。

全館空調システムの導入で健康で快適な住宅を実現!

ここまで全館空調システムの仕組みとメリット/デメリット、おすすめのメーカーなどについて解説してきました。

全館空調システムを導入した住宅は、一年を通して安定した温熱環境をお届けします。

住宅の新築をお考えの際にはご家族の生活スタイルに合わせて最適な全館空調システムの導入をご検討されてみてはいかがでしょうか。


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