防災対策はローリングストックで。

熊本地震の経験から考える、合志市で手軽にはじめる日常備蓄
2016年4月に発生した熊本地震では、私も実際に被災し、車中泊を3泊経験しました。寒くはなかったものの、特にトイレの不便さには苦労しました。男性はなんとかなる場面もありますが、女性にとっては本当に大変な状況です。あのとき実感したのは、「備えの大切さ」。だからこそ今、日頃からの備蓄を“日常の中”に組み込む「ローリングストック」という方法を、多くのご家庭に知っていただきたいと感じています。地震や台風などの自然災害が増えている今、物価高騰の背景もあり食品や日用品の備蓄は欠かせません。合志市で家族みんなが安心して暮らせる毎日を送るために、手軽に始められるローリングストックの方法をご紹介します。
◾️ローリングストックとは?
ローリングストックとは、日頃から少し多めに食品や日用品、好きなものや必需品を買い置きし、消費した分を補充していく備蓄方法です。「食べる→補充する→蓄える」のサイクルを繰り返すことで、賞味期限切れを防ぎながら、常に一定量の備蓄を維持できるのが大きなメリットです。
◾️なぜローリングストックがおすすめ?
従来の備蓄方法では、非常食を一括で買って押し入れに保管し、賞味期限が切れそうになった頃に慌てて消費…というケースがよくあります。しかしこの方法では、気づかないうちに期限が切れていたり、同じ食品を毎回食べることになってしまったりと、管理や継続が難しくなりがちです。
ローリングストックなら、日常生活の中で少しずつ消費しながら補充していくため、食品ロスを防げるうえに、無理なく続けられます。また、普段から食べている食品を備えておけば、災害時でも落ち着いて、心の余裕や安心感にもつながります。
◾️ローリングストックの始め方
始め方はとてもシンプルです。たとえば、レトルトカレーやインスタント味噌汁、缶詰、パックご飯、乾麺など、日持ちする食品を少し多めに買っておき、普段の食事で古いものから消費していきます。そして消費した分をその都度買い足していくことで、備蓄が自然と循環していきます。
<ローリングストックの基本ステップ>
1,普段買う食品や日用品を少し多めに購入
2,賞味期限の近いものから日常の中で使う
3,使った分をその都度補充する
実際には災害時には、パニックに陥りそうになる場合が多く、こうしたストックの積み重ねが、いざというときの家族の安心感につながります。
◾️ローリングストックを始める3つのポイント
まずは無理のない量から始めるのが、長く続けるコツです。家族構成や食べ物の好みに合わせて必要なものをリストアップし、以下の3つのポイントを意識しながら、日々の買い物で少しずつ購入・備蓄していきながら、意識してストックの循環サイクルを整えていきましょう。
・乳幼児・高齢者・アレルギーや持病がある家族の食品は多めに備蓄
アレルギーに対応した食品は、災害時に手に入りにくくなる可能性があるため、忘れずに備えておきましょう。乳幼児がいる場合は粉ミルクや離乳食を、高齢者がいる場合はやわらかい食品を用意し、栄養バランスにも配慮してください。通常のストックよりも多めに、2週間分を目安に備蓄しておくと安心です。
・賞味期限が迫っているものを手前に保管
ストック品を棚に収納する際は、賞味期限が近いものを手前に、新しいものを奥に置くようにすると、期限切れを防ぎやすくなります。商品ごとに賞味期限は異なるため、期限が近いものをひとまとめにして箱に入れ、「◯年◯月まで」と書いた付箋を貼っておくと、管理しやすくなりますね。
・適切な場所に保管
食品は、直射日光や高温多湿を避けて保管しましょう。家づくりの際には、備蓄に役立つパントリーを設けるのがおすすめです。非常食のストックだけでなく、キッチン下やカップボードに収まりきらない食器や調理器具などもすっきり収納できます。
◾️ローリングストックに適した食品・日用品
ローリングストックは、食品だけでなく日用品も一緒に備えておくと、災害時に役立ちます。以下は、大人2人分を目安にした備蓄リストです。家族の人数やニーズに応じて調整し、リストと照らし合わせながら必要なものを補充しておきましょう。
◾️備えておきたい食品・日用品リスト(大人2人分目安)
種類 備蓄内容
水・飲料 ・水2L×6本×4箱(1人1日約3Lが目安)・ペットボトルや缶入りのお茶・清涼飲料水など
主菜 ・肉・魚・豆などの缶詰×18缶・カレー・牛丼などのレトルト食品×18個
・パスタソースなどのレトルト食品×6個
主食 ・米2kg×2袋・カップ麺×6個
・パックご飯×6個
・乾麺(パスタ600g×2袋・そうめん300g×2袋)
副菜・果物 ・梅干し・漬物・ドライフルーツなど・野菜ジュース・野菜や果物の缶詰
・日持ちする果物(りんごや柿・みかんなど)
その他食品 ・あめ・チョコレート・ビスケット・羊羹・スナック類・調味料(味噌・醤油・塩・砂糖・酢・食用油・マヨネーズ・ケチャップなど)
日用品・調理関係 ・カセットコンロ・ボンベ×12本(1人あたり1週間で約6本が目安)
・湯せんができるポリ袋
・紙皿・紙コップ・割り箸など
※湯せんや食品・食器を洗う水は別に用意が必要です
参照:今日からできる食品備蓄。ローリングストックの始め方/あしたの暮らしをわかりやすく 政府広報オンライン
◾️ローリングストックを取り入れて、合志市での暮らしをより安心・安全に
ローリングストックは、無理なく始められ、続けやすい備蓄方法です。日頃から備えることで、災害が起きたときにも普段に近い生活を送りやすくなります。おすすめしたいのは、注文住宅を建てる際、いつ起こるかわからない災害に備え、備蓄用の収納スペースをあらかじめ間取りに組み込んでおくということ、キッチン近くのパントリーや洗面スペースは理想です。
草原住宅では、災害に強い住まいを目指し、ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の設計や、太陽光発電・蓄電池によるエネルギー自給を取り入れています。これにより、停電時でも冷蔵庫や調理機器、スマホの充電など、最低限の生活が継続可能です。
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